何事も心の状態から。

「こうなりたい!」という願望は、ほとんどの人が持ったことがあるだろう。
「どうすればいいのか?」と考え、先人の経験を「学ぶ」ことは一般的な願望実現の方法である。
しかしながら、先人と同様にしてもできないことも多々あるのが現実で、挫折することもある。
その原因は様々であるが、体力や技術など個人的な要因もあれば、環境、時代背景など個人では如何ともしがたい要因もある。

現代で一般的な「学び」の方法は、直接他人から教えを受ける意外に、本やネットなどの媒体から情報を得ることが多い。
近年増え続けるYouTuberも、先人としての役割を十分に果たしている。

しかしながら、人々が欲している「学び」や、先人が授ける「教え」の大半は、なんらかのテクニックであることが多い。
例えば、筋肉を付けたい人が学ぼうとしたときに得られる情報の多くは
・効果的な大胸筋の鍛え方
・24時間営業ジム、徹底比較
・コスパ最高なダンベルランキング
などだ。
これらは「筋肉を付けたい」人のニーズを十分に満たすテクニック達であるが、
これらは人によって合う合わないがあったり、結果が出なければまた別のテクニックを探すことになる。

しかし、そもそも「筋肉を付けたい」のには理由があるはずである。
・試合で勝ちたい
・異性にモテたい
・事件や事故に遭遇したときに自分や誰かを守りたい
本当になりたい自分になるための要素のひとつとして、「筋肉をつける」必要性を感じているということになる。

では、本当になりたい自分になるために、どう「学ぶ」か?
そこには「どうやるか」というテクニックの前に、「どういう心の状態か」という思想、マインドがつきものだ。
先の例を使えば、以下の様である。
・試合で勝つためには、体力や技術、戦略などを向上することに対して「どんなことがあっても諦めない気持ち」が重要である。
・異性にモテるためには、容姿を整えたり、流行のファッションを取り入れたりする以上に「自信がある」ことが大切だったりする。
・人を守ることに関しては「守りたいと思う人がいる」こと自体が素敵なことであり、申し分ないマインドである。

そもそも願望を達成するための心の状態になることができれば、初めてテクニックが生きてくるし体得できるのである。

だからこそ、我々が学ぶべきは「心の状態をどう持っていくか」であると思う今日この頃である。

小手先のテクニックを紹介した本や動画には飽き飽き

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